大腿膝蓋関節症
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老化によって起こる膝の痛みといえば変形性膝関節症です。これは名前のとおり、膝の関節が変形してきて起こるものです。
加齢によって膝の軟骨は磨り減り、骨同士が擦り合わさったり、骨に棘が出てきて痛みの原因になります。
また軟骨の厚さが減るためと筋肉が弱くなるために関節に緩みが起こってぐらぐらする為に痛む場合もあります。
日本人の多くはO脚である為に内側の軟骨が擦り減ることが多く、内側が痛むことが殆どです。
動き始めに痛むことが多いのも変形性膝関節症の特徴です。またお皿と大腿骨の関節が悪くなることもあります。
この場合には膝の前の部分、お皿の部分が痛みます。階段を降りるときに痛みます。
これは広く言えば変形性膝関節症ですが、細かく言えば大腿膝蓋関節症といいます。
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半月版損傷
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膝関節の中には、大腿骨と頸骨の間にクッションの役目を
果たしている半月板という三日月状の組織があります。内側と外側の2つがあり、レントゲンには写りません。
特にスポーツ等で膝をひねることから痛めることが多くあります。もちろん交通事故や、加齢により起こることもあります。 症状としては、膝関節の内側や外側が痛みます。特に膝を曲げた状態で捻った時にいたむことが多いです。
半月板が切れていても痛みが無ければ特に治療はしなくても安静でいいです。手術はお勧めしません。
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前十字膝靭帯損傷
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膝関節の中には十字にクロスしている二本の靭帯があります。
大腿骨の後ろから頸骨の前に走っているものが前十字靭帯です。前十字靭帯は主に頸骨が前に引き出されるのを防いでいます。
スポーツ障害の代表的なものです。症状は膝の腫れ、膝が崩れてしまうギビングウェイも起こります。安静治療が大切です。
手術はお勧めしません。
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変形性膝関節症
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膝関節の軟骨がさまざまな原因ですり減ったり、
傷ついたりすることからはじまり、次いで骨まで変形し、関節が腫れて痛みを生じ、運動障害等を引き起こす状態をいいます。
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